【えだまめ理論】(枝豆をさやから直接食べるときと、事前に剥いてあるときの味の感じ方の違い及びそれに類似する食品から考える食材と容器と味覚の関係性についての研究)

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どうも川鵜です。

みなさん枝豆好きですか?

気づいたら無心で食べ続けちゃいますよね。

川鵜は無心になりすぎて食べた後の殻を枝豆が入っていた皿にもどして、もう一度口に運んで、ハッとしてその後更にもう一度殻をたべてたりします。

そんな枝豆を食べていてふと思ったことがあるんです。

枝豆はさやから食べる方がなんかおいしい気がする

つぶつぶの枝豆を小鉢に丁寧にだしてあるより、さやごと出された枝豆をいちいちプチっと食べる方がなんかおいしい気がするんですよね。

今回はそんな”えだまめはさやから直接食べる方がおいしい説”を検証する企画です。

仮説

なんでえだまめをさやから出して食べたとき直接さやからプチっと食べるときの違いを感じるのか川鵜なりに考察してみました。

仮説1:さやの中の空気が”風味”を演出している説

さやからプチっとする瞬間に枝豆の風味が口の中に流れ込んでくるからおいしい説です。

イメージ図

料理番組とかで”肉の表面を焼いてうまみを中に閉じ込める”的な表現あるじゃないですか。

そんな感じで枝豆のさやは枝豆のおいしさが外に逃げ出さないように守っているんじゃないかなと思うんですよね。

枝豆の植物としての習性から考えても種子がむき出しになっていると外敵に食べられてしまうから中の大豆を守るためにさやがあるわけですよね。(川鵜はそう思っている)

枝豆としては”外敵から身を守る”ためにさやがあるけれども、われわれ人間からしたら枝豆のさやは”味の劣化を防いでくれるありがたい存在”ってわけ。

まぁ仮説だけど。

仮説2:そんなのは気のせい

元も子もないことを言ってしまいましたが一旦話を聞いて下さい。

そもそも”おいしい”って概念がかなりあいまいな表現じゃないですか。

舌で感じる味覚だけじゃなくて、食事する場所の雰囲気匂い食器の色…etc.

いろいろな情報を処理して人間は”おいしい”という感情に至ると思うんですよ。(川鵜がそう思っているだけで実際の詳しいところは知りません。)

イメージ図

枝豆をわざわざさやから食べる方が”通っぽい”感じがしますし、「自然の恵みはなるべく人の手がかかっていない方が食材本来のおいしさを楽しめる」的な錯覚に陥ってる可能性も実際あるんじゃないかと思うんですよね。

魚は国産で天然の方がうまい的な。

今回はこの二つの仮説をもとに枝豆のおいしさの秘密に迫ってみたいと思います。

検証方法

今回使用するのはコチラ

冷凍のえだまめ茶豆です。

こんな感じで枝豆と茶豆をむき身とさやごとのグループに分けて味の感じ方の違いを調べることで仮説の検証を行います。

具体的には、むき身の状態で感じた味の違いをさやから食べたときによりはっきりと感じたら仮説1が正しい。

(風味をより強く感じるようになるため違いがわかりやすくなる)

さやから食べた方がおいしいけど、おいしさの上がり幅が同じくらい,もしくは変わらなかったら仮説2が正しい。

といった具合です。

※ちなみに今回このテーマで企画を考えていることを友達に話したら「さやに塩が振ってあるからおいしく感じるんじゃない?」というコメントをもらったので解凍する際に流水で表面の塩をすべて洗い流しておいたので条件は二種類の枝豆がもつ本来の味以外は一緒になっていると思います。

※枝豆に別の名前の亜種がいるなんて知らなかったので興味本位で買ってみたが、検証方法なんて考えずに買い物にいったので「2種類用意しておいてよかった」「自分の好奇心に感謝」などと思っている。

実験開始

まずはむき身の状態から食べ比べてみます。

見た目だけの違いだと若干茶豆のほうがくすんでいて、枝豆はあざやかな黄緑色をしています。

先にえだまめから食べてみます。

えだまめの味だわ。

これ以上のコメントがむずいけれども茶豆を食べればきっとお互いの特徴がみえてくるはず。

「(たのむぞ茶豆…いままでおれは枝豆を食べていたのか茶豆を食べてきたのかぶっちゃけわからないけれども、そもそもこの段階でお前が枝豆と味が全く同じじゃぁ企画が成り立たないんだ。本当に頼むぞ?)」

…!!!!!!!

…?

むずw

茶豆とえだまめの違い(むき身)

正直なかなか渋い違いというかどちらも基本的には同じ食べ物でしたね。

一瞬「違うわ!」と思ってもよく考えると「あれ?…違うかな」と不安になってしまいます。

ただ、しっかり食べ比べてみるとちゃんと違いも感じることができます。

 えだまめの特徴
・はっきりとした枝豆の味
・スタンダードでシンプル
・画材で例えるとクレヨン
 茶豆の特徴
・玄人好みなテイスト
・複雑なあじわい
・画材で例えると水彩絵の具

茶豆のほうが少し大人向けな味がしましたね。

あとはこの違いをさやから食べたときにどう変わるかが重要になってきます。

フェーズ2:さやから食べる

ふたつを比べてみると若干大きさに差があって、茶豆がだいたい2~3個のこぶりなさやなのに対してえだまめの方が平均3~4個豆が入っている少し大きなものになっています。

むき身のときだと色味くらいしか違いがなかったのに対してさやの見た目がこれだけ違うと、味のほうにも大きな違いがあるんじゃないかと期待してしまいます。

差を感じたいので、まずは味が分かりにくい茶豆の方から…

うまい!!!!!

念のためにもう一度むき身の茶豆を食べてみたけどこころなしか少し味が濃くなったような気がする!

普通のえだまめのほうもやっぱりおいしくなってる…

なるほど…

すべてわかりました

検証結果

なぜ枝豆をむき身で食べるよりさやから食べた方が美味しく感じるか完全にわかったので聞いてください。

率直にいいますと、

ポイントは歯ざわりです。

むき身の状態のえだまめはかなり小さいのでそのまま口の奥に放り込んでもぐもぐしますよね?

でもさやから食べる時はどうでしょう。

こうやって前歯でうまいこと中身をおし押し出して「前歯→奥歯」と全体の歯を使って食べる事になります。

この歯触りの楽しさこそが美味しさの正体です。

そんなバカなと思うかもしれませんが、味に集中して食べると鼻から抜ける風味の感じや味わいはむき身の状態でもさやから食べたときでもあまり変わりませんでした。

結果としては仮説2にかなり近い結果になりました。

美味しさの正体をみつけて満足気な川鵜

「(ん…?もしかして枝豆だけじゃなくて、ほかの食べ物でも似たような現象が発生するんじゃないか?)」

じゃあ他にも似たような形態の食材も”むき身”と”さやから”を食べ比べてみ~よおっと!!!

次ページ:【第二章】こんにゃくゼリー

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