【工作】食卓の椅子を改造して”電車で座れたら一番うれしい場所”を再現したら最高すぎた

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どうも川鵜です。

前回の投稿から少し間が空いてしまいましたが、その間に就活を終わらせておりました。10月から社会人になります。電車通勤がんばるぞ。

電車通勤といえばみなさん

電車に乗るときできれば座りたいですよね

僕はたとえ一駅であってもよほどの理由がない限り座って移動したいです。

さらにもし空いていたら絶対に座りたい場所があるんですよ。

それは…

この図でいうと…

……

………!!!!

ここ!!!!!!!!!!!!

まぁ要するに端っこですわ。

壁で守られている感じがして安心するし、ウトウトしたらもたれかかれるし、「自分の空間」って感じがして落ち着くんですよね。

でも僕と同じ思いを持っている人はたくさんいるので”端っこ席”はだいたい先に座っている人がいてなかなか座れません。

そんなとき僕はほかの席が空いているのにわざわざ”端っこ席”が空いている車両へ移動することすらあります。

”端っこ席”に座れたらチョー嬉しいのでどれだけ長い電車移動でもへっちゃらです。

”端っこ席”サイコー。”端っこ席”しか勝たん。

??「そんなに好きなら作っちゃえ!!」

どこかからそんな声が聞こえてきた気がしたので今回は僕の”端っこ席”への愛を注ぎ込んで家に電車の座席の端っこを再現したいと思います。

”端っこ席”の壁の正体

さっきから勝手に”端っこ席”と呼んでいますが、あの電車の座席の端についている板の正式名称をみなさんご存じでしょうか?

あの板の名前は「袖仕切り」というらしいです。

僕はよくJRの電車をつかうので

僕はこの二人掛けタイプの座席が一番落ち着く

こんな形の「袖仕切り」をみています。

僕は今回調べて初めて知ったのですが、このJRの車両についている「袖仕切り」実はすごい機能を秘めているんです。

まずこの袖仕切りの内側をご覧ください。

※奥に映っているのは友人です。

大きくえぐれているのがわかりますでしょうか?

これは肘が窮屈にならないように少し座席側のスペースを広げているそうなんです。

そうすると袖仕切りの厚み的に内側を凹ませた分だけ外側にふくらみが必要になってきます。

それが袖仕切りの外側についている四角いでっぱりです。

実はこのでっぱり、ただの内側のスペース確保の代償でできてしまった副産物ではないんです

なんとこのでっぱりには袖仕切りによりかかっている人のお尻をそっと支えるという役割もあるのです…。

袖仕切りすごいぜ…。

川鵜も袖仕切りにお尻を支えられてみました。

※今回の記事の写真は人のいない車両で撮影しています

そこはかとなく引っ掛かりを感じました。特別な感動は正直ありませんでしたが、きっとなくなったらこのでっぱりのありがたみに気づかされる事になるでしょう。いつもありがとう。袖仕切りのでっぱり。これからもよろしくね。

袖仕切りを作る

制作予想図

さぁ袖仕切りの凄さを知ってもらったところで実際に作っていきたいと思います。

今回袖仕切りを装着される椅子がコチラ

何の変哲もない椅子です。

これが

こんな感じになるように作っていきます。

完璧な設計図

いざ制作

素材は加工が簡単で手に入りやすい段ボールで制作します。

ギコギコ
チョキチョキ

オㇻ!

てってれー

説明します。

まずはコチラ

こちらの袖仕切り型のパーツを何枚も貼り重ねてペラペラの段ボールから厚みのある袖仕切りの板にします。

そして

こちらの長方形のパーツも複数枚重ね合わせて厚みを持たせ、”尻支えでっぱり”の部分になってもらいます。

そして忘れてはいけないのが内側のえぐりの部分です。

このえぐり

ただ段ボールを貼り合わせただけの板では「袖仕切りを作った」とは言ません。

このなだらかに奥まっていく肘逃がしのスペースを再現するために、段ボールの内側を一枚ずつだんだん小さくなるようにくりぬく加工をしてみました。

※(右側に並べたのはくりぬかれた部分 )

個人的にこのくぼみを作るところが袖仕切りをつくる上での最大のポイント。

JRの車両についている袖仕切りをデザインした方の「乗客への思いやり」が詰まっている部分なので、もし袖仕切りを作ろうとしている人が僕以外にもいるならここはマネしてほしいです。

そして加工したすべてのパーツを貼り合わせたものがコチラ

だんだんと袖仕切りとしての風格がでてきました。

仕上げに色を塗っていきます。

色塗り事件

色塗りはホームセンターで買ってきた一番安い白スプレーでらくらく仕上げにしようとしてたのですが、今まで何かをスプレーで色を塗る経験をしてこなかったので必要な量がわからず全然スプレーが足りませんでした。

薄いし、ムラもひどい。

こんな色じゃ完璧な袖仕切りになれない…。

どうしよう…。

白いもの…白いもの…

そうだ

コピー用紙で全体を覆ってしまおう。

白さは完璧

…ペタペタ

チョキチョキ…

できた!!

外側
内側

完璧!!!!!!!!!

全体を紙で覆うことで段ボールの断面を隠すことができ、なだらかな面をうまく再現することができました。

白スプレーは無駄になってしまったけれど袖仕切りを綺麗に仕上げることができたので結果オーライ。

装着

そしてようやく完成した袖仕切りを自分のイスに装着します。

家の中に”端っこ席”があるぞ~!!!!!!

完全に電車の端っこです。

生み出した我が子(袖仕切り)が愛おしくて尻乗せにアゴを乗せる川鵜。

制作がそれなりに大変だったのもあり、異常に愛着がわいてきて本物の袖仕切りを超える存在になってきました。段ボールの塊がかわいく思える。

そして肘逃がしのスペースもバッチリ機能しています。

肘が動かせるってサイコー

しばらくこのオリジナル”端っこ席”に座ってダラダラしていたのでわかるのですが、この肘逃がしのスペースがないとおそらくスマホをいじるのがものすごく大変になります。

スマホをいじる際にわずかに脇を開いて肘を外に出した方が操作しやすいのですが、このくぼみが狭い座席でその肘を張るのに必要な絶妙なスペースを作りだす事に貢献しています。

もし電車内でのスマホを規制したくなったら袖仕切りのくぼみを無くせば一瞬でしょう。

電車内じゃ絶対できないことをやってみる

ガタンゴトン…

川鵜「あー今日も一日疲れたな~」

  「おなかすいたからなんか食べるか~」

スッ…

ジョボジョボ…

ズズッ…

うまっ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まとめ

いつもの食卓に袖仕切りが加わるだけで不思議とカップラーメンが何倍も美味しくなる。

横に壁があることで安心してご飯をたべることができるのがいいのかもしれない(動物が隠れてエサを食べる本能的な)し、狭い空間が秘密基地感も演出してくれるのですごくワクワクします。

なによりここが電車内だと想像すると「カップラーメンを食べる」なんてマナー違反の最高潮の行為なので、”やっちゃいけないことをやる”という少年的な欲望が叶う気持ちよさがあります。

あと「肘逃がしのくぼみがあるとカップ麺をもって食べるのに袖仕切りがじゃまにならないのですごく食べやすい」という一生使う事のない豆知識をみなさんに共有しておきたいと思います。

なんとなく好きだった「電車の端っこ」。今回自分で作っていく中で知識が深まって愛着がどんどんわいてきて「袖仕切り愛好家」としてめざめてしまったかもしれません。

袖仕切りを作る方に夢中で椅子に取り付ける方法を全く考えていなかったので椅子の下部に長い棒と長い定規を突っ込んでむりやり下から支えていたのですが、少しの衝撃でバランスを崩しておっこちちゃうとそれすら愛らしいというかなんというか。

次電車に乗ったら本物の袖仕切りの接合部分をじっくり観察してみたいですね。

50cm定規と屋根裏部屋への隠し階段を引き出すための長い棒で支えている
すぐおっこちる

電車のイスの端っこサイコー。袖仕切りサイコー。

さて、みなさんいかがでしたでしょうか。

思い付きで電車の端っこを家に作ってみたら最高だったのでよかったらみなさんもお家で袖仕切り作ってみてはいかがでしょうか?

おもわぬマニアックの扉をあなたも開けるかもしれないですよ。

では。

ズズッ

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