【えだまめ理論】(枝豆をさやから直接食べるときと、事前に剥いてあるときの味の感じ方の違い及びそれに類似する食品から考える食材と容器と味覚の関係性についての研究)

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パピコ

楽しい楽しい連想ゲームにお付き合いいただきありがとうございました。

最後はパピコです。

パピコを食べる前に今までの実験で得た知識を整理して、パピコの”むき身”と”さやから”の違いを予想してみます。

予想が当たっていたらこの”えだまめ理論”を立証できたと言える気がします。

 わかっていること
・食べ物を美味しく食べるためには”歯ざわり”と”口の中の空気”が大切
・容器から直接吸って食べる食品は皿に出すとおいしさのバランスが崩れる
・パピコはチョココーヒー味が一番うまい

以上のことからパピコを容器から出して食べると…

歯触りはぼちぼち、香りが強すぎの”がっかり氷になる”

と予想できます。

さて、えだまめ理論立証なるか

実験開始

※昔、クラスメイトが「パピコは凍ってるうちに2本とも開けておくと、飛び散る事なくパピコを食べきることができる」と教えてくれたので実行しました。みなさんもぜひやってみてください

ダンベル??????????

うっめぇえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

検証結果

パピコは皿に出して食うべき

えだまめ理論が崩壊していく…

だがどうだろう。

えだまめ理論を立証する過程で、えだまめ理論の正しさよりももっと価値のある発見をすることができたじゃあないか

そう。それは。

パピコは皿に出すとめちゃくちゃうまい。

なんどでもいうぞ。

まず、舌触り,歯触りが信じられないほどなめらかです。

そんなの食べたことないからしらないけど”超高級ジェラートの歯ざわり”といって過言じゃないです。

すっごいキメが細かくて濃厚です。

あー最高。

まとめ

さて皆さんいかがだったでしょうか。

結局えだまめ理論(食べ物は”さや”(それにあたる容器)から直接食べた方がおいしいとする説)は立証することができなかったけれどなかなか面白い実験結果が得られて川鵜は満足でございます。

みなさんも常識の殻を破っておいしい食べ物をもっとおいしくする探究をしてみてはいかがでしょうか?

では。

今回の実験でわかったこと
・食べ物を食べたときのおいしさには、その食品の容器(さや)と食べ方によって大きく変化する

・一概においしく食べる方法は今のところ見つけることは難しいが、食品を口に入れたときの空気と歯ざわりからなる”おいしさのバランス”は存在する

・舌の上の味覚だけでなく、あらゆる感覚を刺激することで食品のおいしさを格段にブーストすることができる。

・何かに包まれている食べ物は一回包装をはがして食べてみると新たな発見があるかも…?

【外伝】歯科衛生科の学生に今回の実験の結果を見せてみた

今回の実験でわかったことを専門家に聞いてもらいたいなと思ってTwitterで募集してみました。

筆者Twitter

そうすると歯科衛生士の勉強をしている高校時代の部活の後輩から専門的なコメントをもらったのでここで発表したいと思います。

※Yちゃん本当にありがとうございます。

・とある歯科衛生科学生の見解

「記事を読んで思ったのは”あらゆる感覚を刺激することで食品のおいしさを格段にブーストすることができる”というのは多分マジです。」

「川鵜先輩の予想通り食べ物を食べる際の刺激はたくさんあるんですよ。味覚は言わずもがな、嗅覚、歯ざわり、舌触り、温熱刺激、のどごし、パッと思いつくだけでもこれだけあります。」

「この複数の刺激たちを分けるとしたら”味覚嗅覚チーム”と”歯ざわり,舌触り,温熱刺激,のどごしチーム”に分けれます。前者は科学的な刺激で、後者は物理的な刺激です。」

「科学的な刺激は細かく説明し出すとキリがないので簡略して話しますが、味覚は舌にある”味蕾”で感じ取って、嗅覚は”嗅覚受容器”で受け取り、その感覚が脳内で合わさることで風味等を認識しています。」

「わかりやすく説明すると味蕾では味(塩味、甘味、苦味、酸味、旨味)を感じ取り、嗅覚では、青臭さや香ばしさ等を感じ取ってそれが合わさることで風味になるって感じです。」

「物理的な刺激は、舌や粘膜で感じ取れる舌触り,のどごし,温熱刺激,のグループ歯根膜で感じ取れる歯触りに分けられます。なめらか,ザラザラ,あったかいとかは前者、うどんのコシとか野菜のシャキシャキとかは後者です。」

「ここまでは前置きなんですが、枝豆,パピコ,は物理刺激こんにゃくゼリー,ドリンクゼリー,クーリッシュは科学刺激の影響が大きかったのかなと思いました。感じる感覚には人によって好みがあるので、”この結果がほかの人にも同じ印象を与えるか”と言われたらわからないです。」

「なのでえだまめ理論が立証されることは多分今後無いんじゃないかな~と思います。ただ、”容器に入っているものを出すと食感と風味が変化する”のは間違いないですし、先輩でいうパピコみたいにドンピシャで好みになる事もあると思うので色々な食べ方をするのは面白いと思いました。わからないけど食育とか他の分野で役に立つかもしれないですね。」

「あと、歯科衛生科の学生として言いたいのは全人類”歯を磨いて歯を大切にしてほしい”です。歯触りが天然歯に近い入れ歯って今はまだ無いんです。天然歯だと歯触りを感じるのが歯根膜だったのに対して、入れ歯だと歯茎で感じるようになるので感覚がかなり鈍くなります。インプラントにすると天然歯とほぼ同じと言われていますが、高いのでやっぱり歯を磨いて大切にしてほしいですね。」

「これは全く関係ないんですけど、味覚を司る神経って前方の2/3と1/3で違うんですよ。なので、舌の場所によって感じ取りやすい味覚が違うんです。例えば舌先は甘味が感じ取りやすいとか。今回の企画の延長で”舌の触れる場所によって変わる味の感じ方の違い”みたいな記事企画もできるかもしれないですね。多分食べてる間に口全体にいきわたってわかんなくなっちゃいそうだけど。」

「以上が私の見解なんですけど、専門家の意見とマッチしていない部分があったら全面的に専門家の意見を優先して欲しいです。」

へぇ~

今回の実験は川鵜のアカデミックかつエキサイティングな好奇心に赴くままやってきましたけど、もしかしたら食育に活かせるかもしれないなんて…驚きですね。

とにかく今回協力してくれたYちゃん本当にありがとう…!

そして、川鵜戦記をよんでいるそこのあなた。

歯はちゃんと磨こうな!!!!!!!!

END

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