助けを求められたのに怖がられた話

記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク

どうも川鵜です。

今日は実話です。今日はって言うと語弊があるけど本当は毎日実話で面白いことが書けたらいいんですけどね?しかたないから嘘ついてるんですよ。サラダ記念日もほんとは唐揚げ記念日だったらしいですよ。真実でないことが面白さにつながることもあるんすわ。許せサスケ。

さて、本題です。

今日は友人たちと地元の海で釣りをしたのですが、夜も遅いってのに女子中学生らしき集団がなにやら「助けて~!!!」とか「ギャー!!」とかいって走り回っていたんです。その間自分達は釣りの準備をしていたんですけど、突然

「あの~…すみません。」

俺は何もしていない。犯罪者にはなりたくないのだ。無視するわけにもいかないので、恐る恐る「はい?」と聞き返したところ

「虫さわれますか?」

えっ?現代版口裂け女?もしかして”妖怪・虫触らせ女子中学生”?口裂け女の亜種いくらなんでも派生しすぎだろ。「なんですか?」と聞いてみると、どうやらお友達の髪の毛に虫がついていて、それを誰も触れないから取ってあげられないらしいのです。「とってあげてください」と言われて了承するのも癪だったので、「じゃあこっち来てもらっていいですか?」と強気の交渉を仕掛けました。なめるなよ。プロの無職は忙しいんだ。

そうしているうちに患者を連れた彼女が戻ってきました。どうやら頭頂部のあたりに虫がついているようで、貞子スタイルでの登場です。黒いロングの天然パーマが暗い海と相まって恐怖感を演出してます。隣には口裂け女の亜種が前の見えない彼女の手を引いてこちらへやってくるものですから、怖いったらありゃしません。しらん女子中学生になんかの冤罪ふっかけられたりしたらたまったもんではありませんから、あらゆる種類の恐怖があの空間には存在していました。

女子1「ほら。とってくれるって!!」

女子2「えっ!??!?!!?なに!?!?怖い!?!?!誰!?!?!」

説明ちゃんとしといてくれよ。怯えまくっているじゃないか。

女子1「お兄さんだよ」

女子2「えっ!?!?!?!?知らない人!?!?!?怖い!?!?!知らない人怖いんだけど!?!?虫より怖い!!!!!!」

まぁそりゃそうだけどさ…。俺仮にもその虫取ってあげようとしてるのよ?もうちょっと優しくしてよ…。

このままだと冤罪確定なので、僕も「嫌がってるしやめとこうか…?」みたいな謎スタンスの提案をしてしまいました。先ほどの強気の交渉とは裏腹に、今度はどうやったらトラブルを回避できるかを優先します。

女子1「ほら。もうちょい前。すすんで。」

女子2「えっ!!?!?誰!?!?怖い!?!?えっ!?!?待って!?!?!怖い!?!?誰!?!?知らない人怖い待って!!?!?」

やべえよ。まぁしっちゃかめっちゃかになってしまったけど最後の最後には頭についた虫をとってあげられました。虫を手からはらっている間に二人はほかのお友達のもとへ消えていきました…。

よく考えたら普通に知らない人に自分のピンチをゆだねるの怖いのはわかるんだけど、これが命の危機だったら迷わず助けを求めると思うんですよ。それが今回、頭の虫と知らない人の怖さのレベルが彼女の中で丁度拮抗した結果こうなったんだと思うんですよね。ウケる。

結局その後は雑魚しか釣れず、振り返ってみればあの女子中学生に今日の面白エピソードもらって救われた形になりました。救い救われる…。これが世界ですね。

みなさんも、困っている人がいたら勇気をもって助けましょう。そして知らない人についていかないようにしましょうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました